早実・清宮幸太郎 甲子園デビューへ 過去に1年生から活躍したバッターは?
26日、神宮球場で行われた全国高校野球選手権西東京大会決勝で早稲田実業高が東海大菅生高を8-6で下し、5年ぶり29回目の甲子園出場を決めた。
2015/07/27
早実大物ルーキー清宮の甲子園出場が決定
伝統校・早稲田実業が、高校野球100年の節目への執念を感じさせる逆転勝ちで甲子園出場を決めた。
26日、神宮球場で行われた全国高校野球選手権西東京大会決勝は、早稲田実業と東海大菅生が対戦。0-5と東海大菅生にリードを許したまま迎えた8回表に、無死1・2塁で早稲田実業の4番清宮幸太郎に打順が回り、併殺崩れのセカンドゴロで1死1・3塁となる。ここから早稲田実業の猛追が始まり、打者14人で8得点を奪い逆転に成功。この回、2死満塁で再び打順が回ってきた清宮はライト前にタイムリーヒットを放った。
早稲田実業はこのリードを守り抜き、8-6の大逆転劇で2年ぶり29回目の甲子園出場を決めた。
大会前から全国の注目を集めていた1年生の清宮。日本ラグビー界の名将・清宮克幸を父に持ち、恵まれた才能は184センチ100キロの体格からも明らかだ。小学校の東京北砂リトルで世界一を経験し、中学では名門の調布シニアに所属し、実績を積み重ねてきた。今夏の甲子園出場が決まり、3年の夏まで5季連続甲子園出場の可能性も出てきた。ますます注目を浴びる清宮だが、過去にも1年生から主力として活躍した選手がいる。
PL学園 清原和博 ※1年生から4番
甲子園 1年夏、2年春、2年夏、3年春、3年夏
高校通算64本塁打
星稜 松井秀喜 ※1年生から4番
甲子園 1年夏、2年夏、3年春、3年夏
高校通算60本塁打
広陵 上本博紀(現:阪神)
甲子園 1年夏、2年春、2年夏、3年春
横浜 荒波翔(現:DeNA)
甲子園 1年夏、3年春
大阪桐蔭 中田翔(現:日本ハム) ※1年生夏5番、秋から4番
甲子園 1年夏、2年夏
高校通算87本塁打
横浜 筒香嘉智(現:DeNA) ※1年生から4番
甲子園 2年夏
高校通算69本塁打
ちなみに、高校通算最多本塁打は神港学院の山本大貴が2012年に記録した107本塁打だが、山本は甲子園には出場していない。高校入学3ヶ月ですでに13本塁打を記録している清宮。目前に迫る甲子園とともに、球史に残るスラッガーへの期待は膨らむばかりだ。