【台湾プロ野球】元ソフトバンク陽耀勳は経験した苦悩を力に「チャンス」を掴めるか
北海道日本ハムファイターズの陽岱鋼は、7月3日に1軍復帰後、復調傾向にあり、台湾では日々、その動向が注目されている。一方でもう1人、何かと話題になる選手がいる。兄である陽耀勳だ。
2015/08/04
指名確実と言われていたドラフト会議だったが……。
6月29日に開催された台湾プロ野球ドラフト会議。例年以上にファンから注目されていた。過去最高の93人がプロ志望届を提出したと同時に「旅外球員」と呼ばれる海外でプレー経験のある選手が数多く参加していたからだ。
高知ファイティングドッグスに所属していた2人の台湾人選手、林哲瑄と蔣智賢をはじめ、阪神の春季キャンプで入団テストを受けた王躍霖も名を連ねていた。陽耀勲はドラフト会議の約1週間前にプロ入りを表明したことによって現地の新聞社やファンからは指名確実との声が挙がっていた。だが、指名すると表明していた中信兄弟エレファンツが断念。46人が指名を受けたが、彼が選ばれることはなかった。
台湾のスポーツコラムサイト『運動視界』によると32歳という年齢とイップスが完治していないことが原因とされている。また、今春から一野球選手として復活するために外野手に転向したが、各球団とも外野の枠が埋まっているためだ。
指名されず、このまま社会人野球でプレーし続けることになるのか。そう多くのファンが思っていた矢先に突如、チャンスが巡ってきた。7月23日に過去、マニー・ラミレスが在籍したチームの義大ライノズが陽耀勲をテスト入団させることを発表した。選手登録期限の8月31日までに2軍で結果を出せば、1軍選手として正式入団となる。ここでは野手ではなく、投手として挑戦する。
(出典)
『運動視界』http://www.sportsv.net/articles/15959
『ETtoday 運動雲』・中職/否認投球失憶症 陽耀勳:一直都這樣
http://www.ettoday.net/news/20141215/439227.htm
・國?棒球/陽耀勳先把想法淨空 從零開始?未來
http://www.ettoday.net/news/20140926/405998.htm
・爆米花/陽耀勳返台初登板 3人次1保送2觸身僅3好球
http://www.ettoday.net/news/20140724/382001.htm
・爆米花/陽耀勳1.2局9次保送 崇越6連勝
http://www.ettoday.net/news/20140731/384576.htm