【春のセンバツ甲子園2021】選抜出場校を予想、「21世紀枠」も鍵に? 選考委員会の発表は29日【第93回選抜高校野球大会】
第93回選抜高等学校野球大会の選考委員会が、29日に開かれる。「予選をもたないことを特色とする」本大会では、一般選考28校、21世紀枠4校の計32校が出場する。今回は、選考委員会に先駆けて、選出される学校を予想する。
2021/01/22
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北海道(1校)
<北海道大会>
優勝 北海
準優勝 旭川実業
ベスト4 知内、武修館
北海道地区は、地区大会優勝校の北海が最有力。決勝戦は、北海・木村、旭川実業・田中の両エースが息をのむ投手戦を展開したが、終盤8回に江口聡一郎外野手が決勝ソロ弾を放ち、北海が勝利をもぎ取った。また、ベスト4の知内は21世紀枠候補校に名を連ねており、選出の可能性を残す。
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東北(2校)
<東北大会>
優勝 仙台育英(宮城)
準優勝 柴田(宮城)
ベスト4 日大山形(山形)、花巻東(岩手)
東北地区は、地区大会優勝の仙台育英(宮城)は当確。2校目は準優勝の柴田(宮城)かベスト4の花巻東(岩手)だろう。柴田は、決勝まで駒を進めたものの、仙台育英との試合では1-18で惨敗。エース谷木亮太投手が大会500球制限により、わずか19球でマウンドを譲ることとなったのは大きな痛手だった。一方の花巻東は、優勝校・仙台育英に対し、0-1と肉薄し、事実上の決勝戦となった感が強い。地域性を鑑みても、花巻東有利と見るべきではないだろうか。また、その花巻東に準々決勝で1-2と善戦した八戸西は21世紀枠候補だ。
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関東・東京(6校)
<関東大会>
優勝 健大高崎(群馬)
準優勝 常総学院(茨城)
ベスト4 専修大松戸(千葉)、東海大甲府(山梨)
ベスト8 國學院栃木(栃木)、鎌倉学園(神奈川)、東海大相模(神奈川)、木更津総合(千葉)
<東京大会>
優勝 東海大菅生
準優勝 日大三
ベスト4 関東一、二松學舍大附
関東・東京地区は、関東の4強と東京の優勝校が“当確”と言われている。よって、健大高崎(群馬)、常総学院(茨城)、専修大松戸(千葉)、東海大甲府(山梨)、東海大菅生(東京)が順当に選出されるだろう。
残る1枠は、関東大会ベスト8と東京大会準優勝校で競う形となる。ベスト4の東海大甲府に1点差で惜しくも敗れた東海大相模(神奈川)は有力候補。東京大会準優勝の日大三は、決勝戦で1-6と大差で敗れたが選考委員会の選択はどの高校になるだろうか。21世紀枠候補校は、初戦で東海大相模に敗れた石橋(栃木)。
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東海(2校)
<東海大会>
優勝 中京大中京(愛知)
準優勝 県岐阜商(岐阜)
ベスト4 三重(三重)、岐阜第一(岐阜)
東海地区は、中京大中京、県岐阜商(岐阜)が順当に内定すると見ていいだろう。決勝戦は、初回に県岐阜商が5点を先制し、優位に試合を進めたが、中京大中京が中盤以降に追い上げ劇的なサヨナラ勝ちを収めている。また、ベスト4組は準決勝でいずれも大差で敗れており可能性は薄い。21世紀枠は、三島南(静岡)が候補校。県ベスト4の成績を残したが、東海大会での出場はなかった。
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