【速報】明豊、市立和歌山との投手戦制しベスト8。代打・竹下聖人が決勝打の大仕事<7日目・第3試合(2回戦)結果>【春の選抜高校野球2021】@甲子園
2021/03/26
<第7日 第3試合 2回戦 ○明豊2―1 市立和歌山●>(26日、阪神甲子園球場)
第93回選抜高等学校野球大会は26日、阪神甲子園球場で第7日を迎え、第3試合では明豊(大分)と市立和歌山(和歌山)が対戦。明豊が緊迫した投手戦を制し、ベスト8進出を決めた。
両チームの先発マウンドには、背番号「10」が上がった。市立和歌山の右腕・米田天翼投手、明豊の左腕・太田虎次朗投手はともに走者を出しながらも落ち着いた投球を続け、スコアボードに0を並べた。
均衡が破れたのは4回、明豊はこの回先頭の3番・米田友内野手が、2ボール2ストライクから真ん中に入った速球をとらえた。打球は右中間スタンドに吸い込まれる先制のソロ本塁打。明豊が1点を先行した。
市立和歌山は、5回からエースの小園健太投手をマウンドへ。2つの三振を奪うなど三者凡退の完璧な投球でリズムを作ったが、援護をもらった明豊の太田も、ストライク先行の投球で5回裏を同じく三者凡退に抑え、流れを渡さない。
反撃したい市立和歌山は6回、1死から1番・河渕巧内野手の安打、投ゴロの間に二塁へ進むと、3番・松川虎生捕手は中堅への適時打を放ち、試合を振り出しに戻した。
しかし明豊は7回、5番の阿南心雄外野手が安打で出塁。犠打と二ゴロで走者を三塁に置くと、代打・竹下聖人が左翼への適時打を放ち、好投手・小園から勝ち越し点を奪った。
市立和歌山もその裏、1死一、二塁としたが、この場面でマウンドに上がった明豊の2番手・財原光優投手に打ち取られ、このチャンスを逃した。
その後は、両チーム得点のないまま9回へ。後がない市立和歌山は、走者を出したが無得点に終わって万事休す。2-1で明豊が接戦をものにした。
勝った明豊の次戦は、28日に予定されている準々決勝・第3試合。智弁学園(奈良)対広島新庄(広島)の勝者と対戦する。