【速報】東海大相模、天理を降し決勝進出! 石田隼都が9回15奪三振で2戦連続完封<10日目・第1試合(準決勝)結果>【春の選抜高校野球2021】@甲子園
2021/03/31
<第10日 第1試合 準決勝 ○東海大相模 2―0 天理●>(31日、阪神甲子園球場)
第93回選抜高等学校野球大会は31日、阪神甲子園球場で第10日を迎え、第1試合では東海大相模(神奈川)と天理(奈良)が対戦。投手戦を制した東海大相模が、決勝進出を決めた。
天理は、193センチ右腕・達孝太が脇腹の違和感で登板を回避。マウンドには、背番号「17」を着けた左腕・仲川一平が上がった。先攻の東海大相模は初回、仲川の立ち上がりを攻める。1死から2番の綛田小瑛が左安打、レフトがファンブルする間に二塁へ進むと、2死となったが、4番・柴田疾は左翼へ適時打を放ち、先制点を奪った。
以降は、投手戦の様相を呈した。仲川は、走者を背負いながらも、追加点は許さず。対する東海大相模の先発・石田隼都は、ノビのある速球と緩急を使った組み立てで、3回1死から6者連続三振を奪うなど圧巻の投球を披露。天理打線を寄せ付けず、スコアボードにゼロを並べた。
天理は6回、先頭の9番・政所蒼太がセンターを超える二塁打でチャンスメイク。1死後に暴投で走者を三塁に進め、打順は上位に回ったが、東海大相模・石田の前に連続三振に倒れ、同点機を逸した。
膠着状態のまま迎えた9回、天理はこの回から2番手・南沢佑音をマウンドへ。東海大相模は、先頭の7番・佐藤優真が安打で出塁。犠打と内野ゴロの間に走者をs三塁に進めると、1番・門馬功の打席間に、ワイルドピッチで欲しかった追加点を挙げた。
後がない天理だったが、その裏の攻撃は三者凡退に終わって試合終了。東海大相模の石田は、9回(122球)を投げて15三振を奪い、2戦連続の完封勝利を飾った。
勝利した東海大相模は、4月1日に予定されている決勝戦で、この後に行われる明豊(大分)対中京大中京(愛知)の勝者と、優勝を懸けて対戦する。