【速報】明豊、中京大中京を破って初の決勝進出! 4回に一挙5得点で主導権握る<10日目・第2試合(準決勝)結果>【春の選抜高校野球2021】@甲子園
2021/03/31
<第10日 第2試合 準決勝 ○明豊 5―4 中京大中京●>(31日、阪神甲子園球場)
第93回選抜高等学校野球大会は31日、阪神甲子園球場で第10日を迎え、第2試合では明豊(大分)と中京大中京(愛知)が対戦。4回に一挙5得点を挙げた明豊が、1点差の好ゲームを制し、初夏通じて初めて決勝の舞台に駒を進めた。
中京大中京は、球数制限の影響が懸念されるエース・畔柳亨丞の先発を回避し、背番号「10」を着けた柴田青をマウンドへ。明豊の先発マウンドには、同じく背番号「10」の左腕・太田虎次郎。両投手の好投で、3回までゼロ行進の展開となった。
試合が動いたのは4回、先頭の3番・竹下聖人が安打で出塁し、2つの四死球などで1死満塁とすると、7番・塘原俊平の犠飛で先制。なおも一、二塁から8番・太田、9番・簑原英明、1番・阿南心雄の3連続適時打で、この回一挙5点を奪った。ここで中京大中京は、畔柳をマウンドへ。得点圏に走者を背負った場面での登板だったが、これ以上の失点は阻止した。
反撃に転じたい中京大中京は5回、1死から9番の満田悠生が四球で出塁。盗塁で二塁に進むと、2番・杉浦泰文が右翼への適時打を放ち、1点を返した。
さらに6回、無死から安打と四球、犠打で二、三塁の走者を置くと、6番・加藤優翔の2点適時打が飛び出し、その差を2点に。なおも2死二塁から、畔柳に代打を送るなど勝負に出たが、追加点はならなかった。
以降は、畔柳の後を受けた中京大中京の大江嶺、6回途中からマウンドに上がった明豊の京本真が、落ち着いた投球で得点を与えず。2点差のまま最終9回の攻防を迎えた。
後がない中京大中京は9回裏、無死から6番の加藤が二塁打でチャンスメイクを見せると、7番の櫛田理貴も安打で続いて一、三塁。捕手からの牽制球で一塁走者が飛び出した間に1点を返したが、あと一歩及ばず。明豊が5-4で勝利を収めた。
勝利した明豊は、4月1日に予定されている決勝戦で、東海大相模(神奈川)と、優勝を懸けて対戦する。