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【プレミア12】チャイニーズ・タイペイ、改革の時――選手側もようやく出場合意へ

日本のライバルともいえる台湾。陽岱鋼や郭俊麟、チェン・グァンユウの活躍もあり、日本人からも台湾球界が少しずつ注目され始めている。プレミア12では開催地として重要なカギを握っている。現地の選手たちは出場を拒否していたが、ようやく合意となった。一体何が問題だったのだろうか。

2015/08/26

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急に危ぶまれた大会出場

「俺たちは、要求を承認してもらわなければプレミア12には出場しない」――7月11日、台湾プロ野球労働組合は声明を発表した。急に起こった出来事だった。組合会長、義大ライノス所属の胡金龍は訴えた。

「我々、選手をただ国際大会に出場させるのではなく、意見をしっかり聞いてほしい」と。労働組合が求めている内容は以下の通り。

1.代表合宿中や国際大会期間中は選手の負傷に対して保障をすること
2.大会準備や選手選定会議には労働組合の代表も出席させること
3.合宿や試合期間中は選手の権益問題の処理に関して労働組合も協力させること
4.大会の収益内容を公開し、選手自身や労働組合に収益を分配すること
                                  以上。

 これまでは體育署やCPBLが主導で選手の選出を行ってきた。そこには選手は一切介入せず、「選ばれたら出る」という形が基本。もし、合宿中や大会期間中にケガをしても保障されることはなかった。過去、選手生命を絶たれた選手が2人いることから懸念を示し、出場を拒否し始めた。保険特許費として最低1200万元(約2400万円)、最高1600万元(約6400万円)を求めている。

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