女子も野球観戦を楽しく 野球のルールを覚えよう~入門編~
野球はファンあってのスポーツです。球場は選手を応援するファンの熱気であふれています。チームや選手が好きだから、友達に誘われたからなど観戦理由は様々ですが、まずは野球の基本のルールを知るだけでも試合の流れがわかり、野球観戦がより楽しくなるはずです。特に初歩的な内容ですので、野球女子の皆さんの観戦の手引きとしてもご活用ください。
2015/08/28
今さら聞けない?!野球のルール
野球観戦にあたり、基本的なルールを解説していきます。
◆野球は9つのポジションに分かれて対戦する
野球は「9人」対「9人」で行うスポーツです。この9人が9つのポジションに分かれます。
1.ピッチャー(投手)
2.キャッチャー(捕手)
3.ファースト(一塁手)
4.セカンド(二塁手)
5.サード(三塁手)
6.ショート(遊撃手)
7.レフト(左翼手)
8.センター(中堅手)
9.ライト(右翼手)
◆試合開始~終了まで
試合は守備と攻撃に分かれて行います。
先に攻撃(打つ)するほうが先攻、その後が後攻。後攻のチームが先に守備(ポジション)につきます。攻撃は3回アウトになるまで続き、3回アウトになったら守備と攻撃が入れ替わります。
9回まで行い、点数を多く取ったチームが勝ち。
後攻のチームがリードしたまま9回表も逆転されずに3回アウトをとった場合、9回裏の攻撃はなく試合終了となります。
9回裏終了時も同点の場合は延長戦になり、10回表に続きます。
延長規定は大会によって異なりますが、プロ野球の場合は12回まで行い、それでも決着がつかない場合はその試合は引き分けで終了します。
◆スコアボードの見方
球場やテレビ画面に表示されるスコアボードには「BSO」のカウントがあります。
B…ボール
S…ストライク
O…アウト
投手が投げたボールがストライクゾーンに入らずに打者が見送った場合は「ボール」と判定されます。
投手が投げたボールがストライクゾーンを通過した場合は、打者が見送る見送らないに関わらず「ストライク」。ストライクゾーンを外れたボールでも打者が空振りをすれば「ストライク」になります。
バットに当たってフェアゾーンに入らなかった場合はファウルですが、スコアは「ストライク」扱いになります。
「ストライク」を3つとると1回アウトになりますが、3つ目のストライク以降ファウルを打ってもストライクはカウントされません。
3つ目のストライクを打者が空振りした場合は「空振り三振」、見逃した場合は「見逃し三振」となります。しかし、3つ目のストライクボールを捕手がワンバウンドで捕球するか、後ろに逸らすなどで捕球できなかった場合、バッターは1塁に走り、ファーストへの送球よりも早くファーストベースを踏むことができれば「振り逃げ」となって、アウトにならず出塁することができます。
球場のスコアボードには、対戦するチームが表示されますが、先攻が上で、後攻が下に表示されます。
◆ストライクゾーン
打者の方の上部とユニフォームのズボンの上部と中間点に引いた水平のラインを上限とし、膝頭の下部のラインを下限とするホームベース上の空間のことをいいます。
◆フェアゾーン
野球のグラウンドで、本塁と一塁、本塁と三塁を結ぶ2本の線でファウルを区切り、捕手以外の守備側の選手や二塁ベースがある側のことをいいます。打者がバットに当てた打球がこのフェアゾーンに入らない場合はファウルになります。