【東京五輪】韓国先発の高永表(コ・ヨンピョ)とは。打たせて取る右サイドハンド【東京オリンピック・侍ジャパン準決勝“日韓戦”】
2021/08/03
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日本代表「侍ジャパン」は4日、ノックアウトステージ(決勝トーナメント)の準決勝で韓国代表と対戦。日本は山本由伸投手、韓国代表は、高永表(コ・ヨンピョ)投手が先発予定だ。今大会初顔合わせとなる韓国、そのスターターの経歴を紹介する。
高は、1991年9月16日生(29歳)、身長187センチ、体重88キロ。韓国プロ野球リーグ(KBO)のKTウィズに所属するサイドスロー右腕だ。2014年KBOドラフトでKTに入団。背番号は、KTでも、韓国代表でも「1」をつける。
2015、16年は主にリリーフとして、17、18年は先発の役割を担ったが、いずれも防御率は5点台とピリッとせず。しかし、3年ぶりに戻ってきた今季は先発としてリーグ屈指の活躍。14試合の登板で、86イニングを投げ、7勝4敗、奪三振66、与四球15、防御率3.87、WHIP1.06の成績を残している。
データで見ると、ゾーンで勝負し打たせて取るタイプ。被打率こそ.242だが、与四球が少ないため、走者を少なく抑え、QS率は85.7%(12/14試合)を誇る。また被打率は、無走者時.213に対し、走者ありの場合.286。対右打者.229に対し、対左打者.253となっている。
今大会では、オープニングラウンドのアメリカ戦に先発登板。3回までは無失点に抑えたものの、2巡目となった4回に、4番トリスタン・カサスに一発を浴びると、5回にもニック・アレンに本塁打を許し、5回途中4失点で負け投手となっている。