東京五輪、大会ベストナインを選出! 侍ジャパンを苦しめた各国の強打者たちも【東京オリンピック】
2021/08/08
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投手部門
栗林良吏(日本)
5試合(5投球回)、2勝0敗3セーブ、防御率1.40、被打率.167
守護神として日本の全5試合に登板し、胴上げ投手となった栗林。初戦のドミニカ共和国戦こそ失点を喫したが、以降の試合では完璧なリリーフをみせた。特に準々決勝・アメリカ戦では延長10回タイブレーク(無死一、二塁スタート)で登板し、無失点で切り抜ける圧巻投球。日本のサヨナラ勝ちを呼び込み、準決勝、決勝へと弾みをつけた。
栗林のほかにも、それぞれ2試合で先発の役割を果たした山本由伸、森下暢仁らもMVP級の投球をみせたと言えるだろう。山本は11回1/3を投げて、大会最多タイの18奪三振。防御率は1.59だった。森下も、決勝のマウンドに動じることなく5回無失点の快投をみせた。
捕手部門
甲斐拓也(日本)
5試合、打率.385(13打数5安打)、3打点、3得点、OPS.852(長打率.385+出塁率.467)
優勝チーム日本の正捕手として、侍ジャパンの投手陣を好リード。身を挺したプレーでチームを鼓舞した。打っては、打率.385はチーム最高の数字。ドミニカ共和国戦で同点スクイズ、メキシコ戦で3安打、準々決勝・アメリカ戦ではサヨナラ打を放った。この部門は対抗馬なし、文句なしの選出といえるだろう。