【2021年版】野球日本代表侍ジャパン、東京オリンピック2020に招集したい選手は? 選出選手を予想【第3回・リリーフ投手編】
2021/01/18
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守護神・山﨑康晃は不安を残す
稲葉監督は公式サイトのインタビューにて、選考する基準の一要素として、投手は「 “フォアボールを出さない” というコントロール」、打者は「“ボール球に手を出さない”という見極めができる」ことを挙げた。
さらに、試合が行われる横浜スタジアムについても言及し、「マウンドの形状に合う・合わない」の観点があることや、比較的本塁打が出やすい球場であることから「“三振が獲れる、バットに当てさせない”」投手の必要性も語っている。
これらの点を踏まえて、まずはプレミア12を軸とした昨年の予想を振り返ってみよう。
<セットアップ>
右)甲斐野央(ソフトバンク)
右)山本由伸(オリックス)
左)松井裕樹(楽天)
<クローザー>
右)山﨑康晃(DeNA)
<当落上>
右)大竹寛(巨人)
左)中川皓太(巨人)
左)嘉弥真新也(ソフトバンク)
右)森原康平(楽天)
右)森唯斗(ソフトバンク)
左)高梨雄平(楽天→現巨人)
左)濵口遥大(DeNA)
左)石田健大(DeNA)
左)髙橋遥人(阪神)
左)大竹耕太郎(ソフトバンク)
最大24人までという枠の関係上、指名打者含むスタメン9人+控え選手(捕手、内野手、遊撃手、外野手)をそれぞれ用意すると最低13人は必要となる。つまり、投手に割ける枠は最大11人となる。
第2回で、高確率で招集されるであろう投手を6人挙げた。投手の枠は、多くとも残り5枠となる。
まず焦点となるのは、稲葉監督が絶大な信頼を寄せていた“常連組”山﨑康晃の存在だろう。山﨑はここまで、クローザーとして日の丸の重圧を背負いながら試合を締めくくってきた。だが、2020年シーズン、40試合に登板し、キャリアワーストとなる防御率5.68、WHIP1.74の成績で、守護神の地位を追われた。新シーズンの状態にもよるが、現状即座に当確とは言えないだろう。
そして、プレミアで圧巻のピッチングを披露し、当時ルーキーながらセットアッパーとして躍動した甲斐野央は、右肘手術の影響で2020年の1軍登板はなかった。こちらも、自信をもって選出することは難しいだろう。