【MLB】打撃不振の青木に試練 ジャイアンツ外野手2人補強で熾烈なポジション争い
前半戦は絶好調だった青木だが、脳震盪の影響もあり後半戦は打撃低迷。プレーオフ進出に向け2人の外野手を補強したジャイアンツで激しいレギュラー争いの火蓋が切って落とされた。
2015/09/02
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外野手2人の加入で、スタメン落ち
デアザの加入に加え、正センターのパガンが故障者リストから復帰。
9月1日にはさっそくセンターにパガン、両翼に新加入のデアザとバードが入る布陣で、青木はスタメン落ちとなった。
主砲ハンター・ペンスを故障で欠くジャイアンツには、現在青木、グレガー・ブランコ、パガン、バード、デアザと5人のレギュラー級の外野手がいる。
この中で激しいスタメン争いが行われることが予想される。
開幕前に青木とレフトを争うことが予想されていたブランコは、ここまでセンターを中心に外野3ポジションでまんべんなく出場。センターの守備では守備防御点-7と期待を裏切っているものの、青木を上回る打率.294、出塁率.375に加え13盗塁を記録。攻撃面ではチームの外野手トップの貢献度だ。
新加入のバードはここまでOPS.761と平均レベルも、22本塁打と貴重なパワーヒッター。特にジャイアンツ移籍後は10試合で3本塁打17打点を記録しており、ペンスの穴を完璧に埋めている。
残る2人、パガンとデアザは今季の成績こそ芳しくないが、生粋のリードオフタイプのパガンは長年1番センターを務めてきた経験が高い評価を受けており、デアザも昨年ホワイトソックスで不振に苦しみながら、夏に途中移籍したオリオールズで大活躍した実績がある。両者ともにある程度の出番は与えられるだろう。