【MLB】打撃不振の青木に試練 ジャイアンツ外野手2人補強で熾烈なポジション争い
前半戦は絶好調だった青木だが、脳震盪の影響もあり後半戦は打撃低迷。プレーオフ進出に向け2人の外野手を補強したジャイアンツで激しいレギュラー争いの火蓋が切って落とされた。
2015/09/02
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ポジション確保には、打撃の復調が必要
今後の青木の起用法はどうなっていくのだろうか。
3番のブランドン・ベルト、4番のバスター・ポージーしか1発を期待できる打者がいないチーム事情から、両翼のどちらかにバードが固定されることはほぼ確定。また2014年以降センターでのプレー経験が全くないため、センターでの起用も考えづらい。とすれば残る外野のポジションは1つ。しばらくはここをブランコやデアザと争うことになりそうだ。
高出塁のブランコに対抗する上で、何より打撃の復調は必須事項だ。
打率.317を記録した前半戦のようなバッティングが復活すればレギュラー定着は堅い。前半戦でボウチー監督から「暴走しがち」とたしなめられた走塁面でも、さらに集中力を高めたプレーが要求される。チームは8月31日、9月1日と敵地ドジャースタジアムでのドジャースとの首位攻防戦に2連敗し、地区首位までは5.5ゲーム差、第2ワイルドカードまでも6.5ゲーム差と厳しい戦いが続く。
レギュラー奪還、チームの逆転プレーオフ進出に向けて青木は調子を取り戻せるだろうか。