大谷翔平、3年ぶり“1-0勝利”の決勝打 エンゼルス・マドン監督も手応え「1-0、3-2、2-1といった試合に勝たなければ…」
2021/08/01
Getty Images
ロサンゼルス・エンゼルスの大谷翔平選手は31日(日本時間8月1日)、本拠地でのオークランド・アスレチックス戦に「2番・指名打者(DH)」で先発出場。第2打席で決勝点となる適時二塁打を放ち、1-0で勝利したチームに貢献した。米メディア『USAトゥデイ』が同日、報じている。
大谷は3回の第2打席、1死一、二塁のチャンスで打席を迎える。アスレチックス先発左腕アービンが投じた3球目、90.4マイル(約145キロ)の速球を低い弾道で弾き返すと、打球は右中間へと転がり、適時二塁打となった。この打点で大谷は、ブラディミール・ゲレーロJr. に1点差に迫るリーグ2位タイの数字(82打点)となっている。
大谷は、この試合4打数1安打1打点(空三振、右2、空三振、空三振)の成績で、今季打率.278、OPS1.051。
エンゼルスは、この日先発のバリアが7回途中を無失点に抑える快投を披露した。同メディアによると、バリアは6イニング以上の投球で得点を許さなかったのはキャリア初とのこと。試合後に、「速球の走りがよくて、積極的に行きたかった」と好投の要因を語っている。
バリア降板後も、シーシェク、キンタナ、イグレシアスがそれぞれ無失点で踏ん張り、エンゼルスは完封リレー。1点差ゲームをものにし、再び勝率を5割に戻した。この日の勝利に、マドン監督も、「行きたい場所へと行きたいのであれば、1-0、3-2、2-1といった試合に勝たなければならない」と手応えを語った。
エンゼルスは、無失点勝利が5月29日(同30日)のアスレチックス戦以来、今季2度目。また、「1-0」での勝利は、2018年9月11日(同12日)のテキサス・レンジャーズ戦にまで遡る。長年投手力に課題を抱えるチームにとって、貴重な一勝となった。