【MLB】父は元阪神の助っ人。妻不倫で移籍のフィルダー、猛打復活でダル不在のチームをV争いへ
開幕前にエース・ダルビッシュ有を失ったレンジャーズ。低迷を予想する声があった中で、現在首位争いを演じている。7月末に獲得したハメルズの活躍はもちろん、この主砲の復活も忘れてはならない。
2015/09/17
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父は、阪神でも活躍
『フィルダー』という名前を聞いてピンとくる方も多いはずだ。そう、彼の父親はセシル・フィルダー。通算本塁打319本、本塁打王2回、打点王3回、90年代を代表するスラッガーであった父セシル。ちなみに1989年には阪神タイガースに所属しており、38本塁打をマーク。当時5歳だった息子のプリンスも来日しており、フィルダー家は何かと日本と縁が深い。
息子のプリンスも、強打者としてのDNAを見事に受け継いだ。誰もが羨む親子スラッガーに見られがちだが、この2人は長い間絶縁状態にあった(後に和解)。父セシルがギャンブル依存症に陥り、息子の契約金を盗んだ事が発端であった。フィルダー家は一時期、完全に崩壊しており、プリンスは野球以外の所で苦しみ続けていたのであった。
2013年末にプリンスがタイガースからレンジャーズ移籍した理由は、妻の浮気が原因とされている。
現地の報道によれば、妻がタイガースのチームメイトと浮気をしていたとのこと。精神的に疲弊していたプリンスを、見るに見かねた当時のGMがレンジャーズへとトレードに出したのであった。
昨年はレンジャーズに移籍し心機一転、となるはずであった。しかし開幕早々に首のヘルニアを発症しリタイア。5月末には手術を受け、2014年シーズンはあっという間に終了した。