筒香嘉智、好投手ロドンから二塁打 2戦ぶり安打で好調維持もチームは連敗
2021/09/02
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ピッツバーグ・パイレーツの筒香嘉智外野手は1日(日本時間2日)、敵地でのシカゴ・ホワイトソックス戦に「6番・指名打者(DH)」で先発出場。第1打席に2試合ぶりの安打となる二塁打を放った。チームは3-6で敗れている。
両チーム無得点で迎えた2回表、2死走者なしで筒香の第1打席。ホワイトソックス先発カルロス・ロドン投手が投じた初球、74.8マイル(約120キロ)のカーブを振り抜くと、打球はライト深くまで飛び、筒香は悠々と二塁まで到達。2試合ぶりの安打は長打となり、得点にこそ結びつかなかったものの、今季10勝を挙げる好投手を相手に先制のチャンスを演出した。
第2打席(一ゴロ)、第3打席(空三振)は凡退した筒香。チームも中盤に5点を失い、リードを許したまま、試合は終盤へと突入する。
2-5と3点を追う8回表、パイレーツは先頭のコール・タッカー外野手が二塁打を放つと、3番ブライアン・レイノルズ外野手も死球で出塁。1死一、二塁のチャンスを作り、ホワイトソックスの守護神リアム・ヘンドリクス投手を引きずり出した。
ヘンドリクスに対し、コリン・モラーン内野手が3球三振で2死とされるも、続くジェイコブ・スターリングス捕手がレフト前へ弾き返し1点を返した。2点差に詰め寄り、なおも一、二塁のチャンスで筒香が第4打席を迎える。
一発が出れば逆転の場面で、筒香は初球から積極的に振りにいくも、ヘンドリクスの97マイル(約156キロ)を超える速球を前にタイミングが合わず、2球続けて空振り。1ボール2ストライクからの4球目、最後も高めの真っ直ぐに差し込まれて遊飛に打ち取られた。
パイレーツ打線は、9回もヘンドリクスの前に三者凡退に倒れ、チームは連敗を喫した。この日の筒香は、4打数1安打の成績で、打率.188、OPS.638(出塁率.276+長打率.362)となっている。