エンゼルスの新星ブランドン・マーシュとは。身体能力抜群、大谷翔平やトラウトにも引けをとらない数字も
ロサンゼルス・エンゼルスのブランドン・マーシュ外野手が大きな存在感を放っている。大谷翔平の不調もあって、いま打席で最も期待感の持てる選手と言っても過言ではないだろう。後半戦から突如として現れた新星について深く掘り下げてみよう。※数字は2日(日本時間3日)時点
2021/09/03
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特徴(得意・苦手)
マーシュの打者としての主な特徴は以下のとおり。左投手や、変化球の対応には苦労している様子が見てとれる。逆に言えば、これらの課題を克服すればさらなる数字の向上が期待できる。
□対左投手・右投手
左投手:打率.233(43打数10安打)、出塁率.250、長打率.233
右投手:打率.281(96打数27安打)、出塁率.367、長打率.438
□コース別打率(ストライクゾーン9分割)
.167|.182|.286
.500|.333|.500
.250|.294|.333
※打者目線
□球種
ファストボール系:打率.347(72打数25安打)
ブレーキング系 :打率.200(45打数9安打)
オフスピード系 :打率.136(22打数3安打)
※ファストボール系(フォーシーム、ツーシーム、カッター、シンカーなど)、ブレーキング系(スライダー、カーブ、ナックルなど)、オフスピード系(スプリット、フォーク、スクリューなど)
□打球方向
左:13%|左中:13%|中:24%|右中:30%|右:20%
高いポテンシャルと、伸びしろを持つマーシュ。エンゼルスの中心打者に、そして球界屈指の選手になる日はそう遠くはないはずだ。