【MLB】打席で右太もも裏を痛めた田中、次回登板回避も「重傷とは思っていない」
メッツ戦の2回に打席からの飛び出しで右太もも裏を痛めた田中将大。その試合は6回まで投げ切ったものの、中4日で予定されていたブルージェイズ戦は登板回避に。いくら準備をしても防げない怪我に指揮官もフラストレーションを溜め、今後同じような怪我がないようマイナーリーグのルールにも助言した。
2015/09/21
Getty Images
右太もも裏の痛みがひかず、登板回避
ヤンキースは右太もも裏の張りと診断された田中将大の次戦の先発予定していた試合を回避させることを発表した。田中は18日のシティフィールドでのメッツ戦の2回に打席に入り、バントを試みたあとにファーストへ向かう走塁の際に痛めた。
田中自身も打席から飛び出すときのスタートで捻ったと、話した。
本人は太もも裏を痛めたのは初めてではないこととも話した。5年前にも痛め、当時は1カ月の離脱を余儀なくされたと言う。その時は走塁練習中に痛めたが、今回は当時に比べて軽症であることを強調し、長期離脱とはならないと自信を持って語った。
怪我を推してでも23日のブルージェイズ戦の登板を求めたが、チームは最低1度の登板は回避させる決断をした。精密検査を受け、右太もも裏の軽度の張りと診断された田中の代わりにイバン・ノバが先発することとなった。
田中は登板回避の発表後、米メディアのインタビューに応じた。
“I did tell them that I wanted to pitch Wednesday. At the same time, I understand their decision. The season is not over. I’m not looking it is as something very serious. I felt strong enough to keep myself on the mound Friday and pitch effectively.”
「チームに水曜日投げたいという気持ちは伝えた。それと同時に、チームの決断は理解している。まだシーズンは終わったわけではない。心配するほどの重傷とは思っていない。金曜日(のメッツ戦)ではマウンドを降りずに効果的な投球が続けられる状態だった」
田中はメッツ戦の後、右脚に負担をかけないようチームとトロントへは移動せずにニューヨークに残って治療を続ける。国境を越えるトロントへの移動はいつも以上に負担のかかる移動になるための措置となった。