大谷翔平は「今年のスポーツ界における最大のストーリーライン」も…MLB本塁打王争い、米記者はゲレーロJr. と予想
2021/09/19
Getty Images
メジャーリーグ本塁打争いがし烈を極めている。日本では、大谷翔平投手の活躍に注目が集まるが、米メディア『デッドスピン』のジョン・ホーフリング記者は、ブラディミール・ゲレーロJr. 内野手の獲得を予想した。同メディアが18日(日本時間19日)、伝えている。
メジャーリーグの本塁打王争いもいよいよ大詰めとなり、投手であるロサンゼルス・エンゼルス所属の大谷翔平と捕手のカンザスシティ・ロイヤルズ所属のサルバドール・ペレス、そして三冠王を狙うトロント・ブルージェイ所属のブラディミール・ゲレーロJr. との間で争われるだろう。
3選手はそれぞれ2021年に本領を発揮し、野球界のエリートパワーヒッターの上位に食い込んでいる。現在、ゲレーロはメジャーの46本塁打で両リーグをリードしており、次ぐペレスは45本、大谷は44本となっている。
どの選手に勝利を収めてほしいかは、その人によって異なるが、大谷翔平は、今年のスポーツ界における最大のストーリーラインである。100マイルの球を投球し、飛距離500フィート(約152メートル)の打撃が可能な現代のベーブ・ルースであると称されている。また、大谷は、米『タイム』誌の「2021年に最も影響力のある100人」にも選ばれたばかりである。称賛される人物であれば大谷翔平になるだろう。
しかし大谷は、8月以降本塁打数が激減。8、9月合計でもここまで7本しか打っておらず、大きくペースを落としている。このスランプの間、大谷の長打率は.674(8/1時点)から.596(9/17時点)に。大谷がスランプを脱する可能性はあるものの、ライバルたちがあまりにも熱く、衰える気配がないため、大谷が栄冠を手にするのは難しいとホーフリング記者は予想する。
同記者は、2021年はゲレーロが本塁打王を獲得することが予想し、「彼らがそれぞれあと10本塁打を打つことを願っているが、トップに立つのはブラッディJr.(ゲレーロ)」の言葉で本文を結んでいる。最後まで何が起こるかわからないとはいえ、ペレスも大谷も苦しい戦いになることは間違いないだろう。