レイズ有望株シェーン・バズがメジャー初登板初勝利 五輪の経験も糧に「東京でのピッチングの方がナーバスだった」
2021/09/21
Getty Images
ゲレーロJr. から160キロで三振奪う
タンパベイ・レイズのシェーン・バズ投手が20日(日本時間21日)、本拠地でのトロント・ブルージェイズ戦でメジャー初登板。5回2失点の好投でメジャー初勝利を挙げた。米公式サイト『MLB.com』が同日報じている。
東京五輪ではアメリカ代表として来日もしたバズ。100マイル近い剛速球を武器とするレイズのトッププロスペクトが、スターへの階段の第一歩を踏み出した。
バズは初回から95マイルをコンスタントに超える速球と、スライダーを軸にピッチングを展開。メジャー三冠王も視野に捉える3番のブラディミール・ゲレーロJr. には99.5マイル(約160キロ)の速球で空振り三振に仕留めた。
2回、4回とそれぞれソロ本塁打を浴び失点したものの、5回で5つの三振を奪う快投。許した安打も2本の本塁打のみで、四球も与えず、一度も塁に走者を置いての投球はなかった。また、バズの好投に応えるように味方打線が5回に一挙3得点。未来のエースに嬉しい初勝利をプレゼントした。
同サイトによると、バズは前日、「トロントでの初登板を迎えることよりも、東京でのピッチングの方がナーバスに感じていた」と語っていたという。
この日はバズの両親や友人たちも球場に駆け付け投球を見守った。東京五輪での経験を糧にさらに大きくなった姿を、家族や友人だけでなく本拠地ファンもその目に焼き付けたことだろう。
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