不調続くマリナーズ菊池雄星、シーズン再登板の可能性に指揮官は「必要になれば…」
2021/09/25
Getty Images
シアトル・マリナーズの菊池雄星投手は、23日(日本時間24日)敵地で行われたオークランド・アスレチックス戦に先発登板。しかし、4四球を出し、そのうち2つが失点に結びつくなど3回3失点で無念の降板となり、同試合が2021年シーズンの最後の先発になる可能性が出てきた。米公式サイト『MLB.com』が報じている。
20年ぶりとなるポストシーズン進出の可能性を残すマリナーズは、同日時点で84勝69敗のアメリカン・リーグ西地区2位。9試合を残して熾烈なワイルドカード争いを繰り広げており、一戦一戦重要な意味合いを持つ中で左腕のローテーション入りが危ぶまれる。次回登板は、順調にいけば28日 (同29日)に本拠地T-モバイル・パークで行われるアスレチックス戦となるため、マリナーズは、今週末のロサンゼルス・エンゼルス戦での判断することとなるだろう。
指揮官のスコット・サービス監督は、「アナハイムでのシリーズについて私たちのできることをしている。試合に集中して勝ち、必要になればローテーションについて話し合ったり、検討したりするだろう。しかし、今は何も話すことはしない」と話すにとどめた。
今季の菊池は、前半戦に6勝3敗、防御率3.18をマークし、マリナーズの単独代表としてオールスターゲームに初選出。しかし後半戦では、1勝6敗、防御率6.22とスランプに陥っている。現在の菊池は攻撃的な投球が見られず、左の先発投手の中ではトップクラスだった球速も不安定で、被弾に繋がるケースも多い。 しかし、特定の問題があるわけではなく、時折、かつての素晴らしい攻撃的な投球を見せることもあると一定の評価を得ている。