大谷翔平の“移籍志願報道”をマドン監督が一蹴「彼はただ勝ちたいと言っただけ」
2021/09/29
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ロサンゼルス・エンゼルスの大谷翔平投手は26日(日本時間27日)、本拠地最終戦となったシアトル・マリナーズ戦の試合後に会見で「勝つことが最大の目標」と発言。この言葉に尾鰭が付いて“移籍志願報道”に発展しているが、エンゼルスを率いるジョー・マドン監督は大谷の移籍を完全否定している。米公式サイト『MLB.com』が報じた。
事の発端は、大谷がマリナーズ戦で投打二刀流出場を果たし7回10奪三振1失点の好投を披露するも、エンゼルス打線の援護がないまま試合が終わり今季10勝目を逃したことにある。試合後の会見で大谷は「チームが大好きで、ファンとチームの雰囲気も大好き。でもそれ以上に勝ちたい。勝つことが最大の目標」と発言し、これが移籍示唆と捉えられた。
しかし、同メディアによるとマドン監督は「私たちは皆、同じように感じており、勝利を望んでいる。もし誰かが、彼が去りたがっているのだと誤解しているなら、それは彼が言ったこととは全く違う点を繋げようとしているのだと思う。彼はただ、勝ちたいと言っただけだ。私たちは皆、次のレベルに行きたいと思っているし、近い将来、ここでそれが実現することは間違いないと思っている。あの発言は、彼が自分自身を表現しているだけなのだ。彼が勝ちたいと言った事実だけを強調しないでほしい。他にも平凡な言葉を述べていたことを忘れてはならない。人々は、彼が去りたがっているという点に結び付けたがっているが、私にはそういうふうに聞こえなかった」と語り、曲解されたとの見解を示している。