【MLB】田中将大、復帰登板はヤンキースのプレーオフ進出と通算10,000勝が懸かった大一番に
現地30日のレッドソックス戦に田中将大がマウンドにあがる。ヤンキースにとってこの一戦はいろいろな意味で重要な試合となる。
2015/09/30
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田中の状態は問題ない
ヤンキースは2012年に地区優勝を飾ってからは、2シーズン連続でプレーオフ進出を逃している。これは21年ぶりだ。
優勝が義務づけられたヤンキースにとって、これは屈辱以外の何物でもない。
現地時間9月30日、ヤンキースタジアムで行われるレッドソックス4連戦の第3戦目。この試合に田中将大が登板予定だ。右ハムストリングを痛め、9月18日以降マウンドから遠ざかっていた右腕が帰ってくる。
25日にブルペンで31球を投げた際は、まだハムストリングに違和感があるとコメントした田中。そのため、一部では今シーズン中の復帰は難しいとの噂もあったが、何とか間に合った。
『AP-Sport』のニコリーノ・ディベネデット記者によれば、ジョー・ジラルディ監督は、田中の状態に関して心配していない様子だ。
“He’s pitched through it the day at Citi Field for four innings and had no issues, and he’s had 10 or 11 days off, so we feel pretty good about it,”
18日のシティーフィールドでの試合で、彼は(2回表にハムストリングを痛めてから)4イニングを投げたが、問題はなかった。そしてその後、10日以上休養したから、大丈夫だよ。
今シーズン、ヤンキースは打線の奮起もあり、プレーオフ出場はほぼ間違いない。しかしながら先発投手の層は薄く、絶対的なエースが不在。8回のベタンセス、9回のミラーの必勝リレーに繋げば安心だが、打線の援護に助けられた試合は少なくない。また先発防御率は4.16(リーグ9位)だ。
最速100マイルの速球を持ち、チームNo.1のトッププロスペクトであるルイス・セベリーノにも期待したいところだが、経験不足は否めない。
ピネイダ、ノバ、サバシア、ウォーレンと先発の頭数は揃っているものの、他球団に比べるとやはり見劣りする。それだけに、田中の存在が非常に重要なのだ。