【MLB】田中将大「最終登板は全然ダメ」。次戦、ワイルドカードゲームのカギは『一発』
ヤンキース・田中将大が9月30日のレッドソックス戦に登板。5回5安打4失点で、勝敗は付かなかった。結局メジャー2年目は24試合に登板して12勝7敗、防御率3.51の成績だった。
2015/10/02
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2年連続規定投球回に到達できず
ヤンキース・田中将大が9月30日のレッドソックス戦で、今季レギュラーシーズンの全登板を終えた。5回5安打4失点で、勝敗は付かず。結局メジャー2年目は24試合に登板して12勝7敗、防御率3.51の成績だった。
右ハムストリングの張りを訴えた前回18日のメッツ戦から、12日ぶりの登板。この終盤のわずかな離脱も響き、投球回は154イニングと、2年連続で規定投球回(162回)には届かなかった。
田中の年俸は昨季も、今季も2200万ドル(約26億4000万円)。
メジャーでは、トップクラスの先発投手には、年間200イニング以上投げることを想定する。田中の契約もそれを前提としたもの。この2年間のレギュラーシーズンに限れば、働きは物足りないと言わざるを得ない。
自身の公式サイト上で、最終登板を「全然ダメでした。全部が良くなかったですね。ぐちゃぐちゃでした」と振り返った田中。同時に「次のマウンドに上がる時は今日より絶対に良くなっていると思います」と約束した。
そう。まだ確定はしていないが、ヤンキースは3年ぶりのプレーオフ進出は決定的。地区優勝はブルージェイズに譲ったが、ワイルドカードゲームからの敗者復活を目指し、10月も戦いは続く。
現時点でヤンキースの対戦相手となりそうなのは、アリーグ西地区の上位3球団。レンジャーズ、アストロズ、エンゼルスのいずれかと顔を合わせる可能性が高い。
過去の対戦成績を見ると、レンジャーズ戦は1試合で0勝1敗、防御率6.00。アストロズ戦は1試合で0勝0敗、防御率10.80。エンゼルス戦は1試合で0勝0敗、防御率2.84。ただどのカードもサンプルが少なすぎて、あまり参考にはならない。