大谷翔平対ゲレーロJr.対セミエン。ア・リーグMVPを手にするのは? 最終候補者3選手の今季成績を徹底比較(打撃・守備・WAR)
2021/11/09
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WAR
最後は米メディア『Baseball Reference』が算出している「WAR」。選手がチームの勝利に対する貢献度合を測る指標だ。
大谷翔平:9.0
ブラディミール・ゲレーロJr.:6.8
マーカス・セミエン:7.2
打撃成績では突出した成績を残したゲレーロJr. だが、WARでは、3選手の中でもっとも小さい数字となった。守備位置が一塁手であることで、補正で大きくマイナスとなることが影響している。それに加えて、対抗馬が先発投手と二塁手であることでさらに差が開いている。
WARをみると、やはり大谷が優勢と見ることができそうだが、投打合算の数字というのは例外的に扱われるかもしれない。サイ・ヤング賞が存在する以上、MVPは野手としての能力を重視される可能性もある。打のゲレーロJr. 、総合力のセミエン、そして前例なき大谷。MVPの栄冠をつかむのは、どの選手になるだろうか。