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【MLB】「記録のためではなく、第4の外野手として」マーリンズ、早くもイチローと2016年の契約発表

2016年のレギュラーシーズンが終わり、イチローの来年に関して様々な噂が飛び交っていたが、マーリンズは、早くもイチローと来シーズンの契約を交わし、公式に発表した。自己ワーストの今季を終えたばかりのイチロー。しかし球団は契約更新を躊躇しなかった。

2015/10/07

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再契約は『3000本安打』のためでなく、チームのための必要条件

 さらにイチローについて、サムソン社長はこう続ける。

「わが球団にとって、イチローはクラブハウスにもフロント陣にも面白い雰囲気を漂わせ、いつもポジティブに我々とコミュニケーションをとりたいという姿勢も見られその能力も持ち合わせている。イチローに来年もここに残ってもらうことは、我々にとって重要なことであった。そう、これまでと同様、4人目の外野手としてである。このチームは歴史的に故障者も多いので、4人目外野手と言えど、かなりの数の打席が考えられる。もちろん、レギュラー選手がずっと健康で、4人目の外野手が不必要であれば、それが理想だが、現実的にそれはありえない。野球にとって、仕事のできるベンチ選手を維持することは必要条件である。イチローがそういう選手であることは、プレーオフを目指すチームには必要なのである」

“As far as 3,000 hits, we feel the same way Ichiro does. He’s not in this game for 3,000 hits. He’s in this game literally for the love of the game. For us, we’re not going to do anything while he’s hitting, while he’s doing anything. Will we celebrate it when he attains it? Of course…To celebrate with Ichiro would be an honor.”
「『3000本安打』については、我々球団としては、イチローと全く同じ見方をしている。イチローは決して3000本安打のために野球を続けているのではない。彼が野球を続けるのは、ただただ、このスポーツを愛しているからだ。我々も、イチローが打ち続ける限り、何をしても特別な起用など考えていない。イチローが3000本安打にたどり着いたら祝うかといえば、もちろんである。イチローとその瞬間を分かち合えるとすれば、それは光栄なことである」

「イチローとの再契約に関して何か懸念は?」という質問に対し、編成本部長のマイケル・ヒル氏は、「イチローは、レギュラーのライトとして契約するのではない。だが故障者が多かった今シーズン、イチローにはだれが予想していたよりも多くの出場機会があった。控えの外野手と言ってもイチローには多く打つ機会が回ってくると思う。今年はスランプもあったが、スランプ後は見事な活躍を見せてくれた。彼はプロだ。試合前の調整も他に類を見ないほど完璧で、驚かされる」と答えた上で、下記のように強調した。

He’s a great example for our other young outfielders. Happy to have him back.”
「我々の若い外野選手たちにとって、イチローは偉大なる模範であり、来年も残ってくれるのは、ほんとうにうれしい」

出典:”Ichiro will return for another season with Marlins to chase 3,000 hits” @Fox Sports Florida by Christina DeNicola, October 6, 2015

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