メジャー挑戦の鈴木誠也、懸念材料はロックアウトによる交渉一時中断? 米紙が指摘「労働争議が長引けば彼の決断に影響を与える可能性がある」【海外の反応】
2021/12/01
メジャー挑戦に向けて動いている広島東洋カープの鈴木誠也外野手にとって、労働争議が長引いていることは懸念材料となりそうだ。米紙『ニューヨーク・タイムズ』が報じている。
労使協定が失効する日まで、残り1日に迫った。しかし、新労使協定を巡るオーナー側と選手会の交渉は大きく進展せず、ロックアウトする可能性が非常に高まっている。ロックアウトすれば、新協定締結まで選手契約は凍結。鈴木の移籍交渉も一時中断するものの、中断期間は換算されず合計30日が保証されることになる。
問題は新労使協定がいつ締結するかどうかだ。労働争議が長引く可能性があり、それを終えないと移籍交渉は再開できない。同紙は「それほど気にすることはないかもしれないが、労働争議が長引けば彼の決断に影響を与える可能性がある」と指摘。
続けて「日本では2月1日から春季キャンプが始まるが、これは現在のMLBのスケジュールよりも約3週間早い。健康上の問題がある選手を除いて、日本では遅刻者はほとんどいない。もし鈴木がカープに復帰することを考えているのであれば、2月1日に他のメンバーと一緒にトレーニングを受けたいと思うだろう」と綴り、労働争議が長引けば長引くほど、鈴木のメジャー挑戦が遠のくとの見解を示している。