大谷翔平、先発投手ランキングで41位! 米メディアが速球の問題点を指摘「少しでも改善されないとベストシーズンは訪れないだろう」【海外の反応】
2022/02/10
Getty Images
大谷翔平最新情報
米メディア『ピッチャーリスト』が「2022年の先発投手トップ200」と題し、2022シーズンを戦う投手をランキング付けした。ロサンゼルス・エンゼルスの大谷翔平投手は41位に選出されている。
大谷は過去最高のシーズンを送った昨季、投手として先発23試合の出場で130回1/3を投げ、9勝2敗、防御率3.18、156奪三振をマーク。打者としては本塁打ランキング3位の46本塁打、日本人選手として2007年の松井秀喜氏(ニューヨーク・ヤンキース)以来となるシーズン100打点をマークした。投打で活躍したことから、ア・リーグMVPを受賞するなど高い評価を受けている。
しかし、同メディアは打者としての大谷を評価する一方で、投手としての大谷の実力に疑問を呈した。その理由について「彼のスプリッターは78個の三振を奪いながら、370回投げてわずか11安打しか許さない。ヒット1本に対して7個の三振だ。一方でスライダーはスプリッターとの適切な組み合わせで60%近い確率でゾーンに投げ込み多くのストライクを稼いだ。だが、速球は少し問題だ。.319BABIPを保持しながら8.3%の場面で見逃したのは、昨季平均96マイル(約154.5キロ)で投げていたことを考えると低い数字である。この速球が少しでも改善されないと、大谷の投手ベストシーズンは今年訪れないだろう」と語っている。
さらに「大谷は一度も故障者リストに入らなかったにもかかわらず、わずか23試合の先発登板にとどまった。これは投手ベストシーズンのピークを示している。今年も再び一年を通して健康でいられるとは言えないが、これを踏まえると、素晴らしいスプリッターと堅実なスライダー、そして疑問の残る速球でおよそ20回の先発登板と予想することが出来る」と述べ、大谷をMLBの投手200人中で41位に選出している。