【MLB】「ノドから手が出るほど求めていた1番」青木が地元ファンサイトの最優秀新戦力に選出
青木宣親の2015年は波乱万丈だった。開幕から打ちまくり、一時は球宴選出も確実視されながら2度の死球禍で長期欠場を強いられた。しかし、地元ファンサイトは彼をチームの「最優秀新戦力」に選んだ。
2015/10/20
ロイヤルズが契約をしなかったのは幸い
スポーツブログ・ポータルサイト『ファンサイデッド』のジャイアンツブログ『アラウンド・フォグホーン(霧笛の周辺で)』は、今季チーム内のMVP、最優秀投手、新人王などを選出した。その中のひとつ「最優秀新戦力」に、青木宣親が選ばれている。
The irony of Aoki signing with San Francisco was comical enough, as he was often the lead-off hitter for the Giants’ opponent in the 2014 Fall Classic?the Kansas City Royals.
青木がサンフランシスコと契約したことは皮肉な巡り合わせだった。彼は2014年は秋の古典劇(訳者注 ワールドシリーズの通称)での対戦相手カンザスシティ・ロイヤルズのリードオフマンだったからだ。
記事では、昨季終了後FAとなった青木との再契約を、理由が何であれロイヤルズが見送ったことはサンフランシスコにとって幸いだったとしている。なぜなら、ジャイアンツはベストなリードオフを1年470万ドルという安価な契約(2016年は球団の選択権付き)で、獲得できたからだ。
開幕前はレギュラー起用の可能性が高いとされてはいたが、ライバルのグレゴリー・ブランコがその役割を脅かすのではとの見方もあった。2人はともに左打ちで巧打のスピードスタータイプだ。
いざ開幕すると、青木は打ち続けた。同じ新戦力で正三塁手として起用されたケーシー・マギー(元楽天)が不振に喘ぎ、結局戦力外となってしまったのとは対照的だった。記事では青木の活躍を、Aoki gave the Giants the spark they so desperately needed in the lead-off spot.(青木は、ジャイアンツがリードオフにノドから手が出るほど求めていた火花をもたらした)と高く評価している。