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【MLB】オリックスも指揮。メッツ・コリンズ監督、名将で友人のマッドンを倒し念願のワールドシリーズへ

1997年から99年まで監督とベンチコースという間柄であったカブスのジョー・マッドン監督とメッツのテリー・コリンズ監督。敵将同士で戦ったナショナルリーグ優勝決定シリーズ終了後二人は抱擁を交わした。そしてコリンズ監督は友人の思いを受け、念願の舞台ワールドシリーズに挑む。

2015/10/23

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長年の友人に討ち勝ったテリー・コリンズ監督

 ナショナルリーグ優勝決定シリーズ終了後、まだ興奮冷めやらぬリグリーフィールドで二人の監督が抱擁を交わした。コリンズ監督にとって野球人生最高の瞬間を敵将だったマッドン監督が称え、一言耳打ちした。「さあ、相手を打ち負かしてこい」
 
 オフシーズンにニューヨーク・メッツのファンたちは、フリーエージェントとなったマッドンを監督にするためコリンズ監督の解任を求めていたこともあっただけに皮肉なシーンだった、と『New York Daily News』の記者・マカローン氏は指摘した。
 
 すでに遠い昔のことになってしまい、コリンズ監督は古くからの友人を退け、15年ぶりのワールドシリーズ進出を決めた。
 
 1997年から99年までコリンズ監督が指揮をしていたロサンゼルス・エンゼルス・オブ・アナハイムではジョー・マッドンがベンチコーチを務めていた。そしてコリンズが1999年シーズン途中で辞任した後を監督代行として引き継いだのはマッドンだった。
 
 20年以上の付き合いとなった敵将であり、友人でもあるコリンズ監督の勝利をジョー・マッドンは称えた。
 
“I know T.C., we’re both minor-league runts at heart. He came up the same way I did. We crossed paths in the 80’s, when he was with the Dodgers and I was with the Angels, and eventually worked together in Anaheim. I know him. I know his family. I knew his dad. So I’m really happy for him. I’m honestly, sincerely very happy for him. I know how much it means to him.”
「私はテリー・コリンズを知っている。我々は共にマイナーリーグ育ちの出来損ないだ。私と同じように彼も這い上がってきた。彼がドジャーズ、私がエンゼルスの一員だった80年代に出会い、その後エンゼルスで一緒に仕事をした。彼のこと、彼の家族、父親も知っている。だから彼のことを思うととてもうれしい。素直に心の底からうれしく思うよ。彼にとってどれだけ意味のあることか分かっているからね」

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