予想を大きく下回ったイチロー。米有力予測サイトが算出、2015年日本人MLB選手成績予想の結果
アメリカでは開幕前に行われる成績予測が一般的なものになっている。今季の日本人メジャーリーガーの多くは故障の影響もあり予測を下回る成績に終わったものの、ジャイアンツ移籍の青木は奮起。予測を上回る好成績をおさめた。
2015/10/25
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故障が原因で、予測より成績を下回った岩隈・田中
岩隈久志
MLB.com 14勝9敗 防御率3.30 202回 170奪三振/30四球
PECOTA 13勝10敗 防御率3.26 201.2回 164奪三振/38四球
実際の成績 9勝5敗 防御率3.54 129回 111奪三振/21四球
田中将大
MLB.com 14勝10敗 防御率3.02 170回 170奪三振/29四球
PECOTA 14勝10敗 防御率3.03 196回 201奪三振/34四球
実際の成績 12勝7敗 防御率3.51 154回 139奪三振/27四球
エース級の活躍が期待されたヤンキースの田中とマリナーズの岩隈だが、2投手とも故障の影響もあり予測を大きく下回る数字に終わった。200イニングを超える活躍が期待されていた岩隈だが、右広背筋の故障で5、6月は登板なし。調子を取り戻したオールスター以降はは8勝4敗防御率3.05にノーヒットノーラン達成と抜群の数字を残しており、来年の活躍に期待がかかる。
田中は2年連続二桁勝利となる12勝こそあげたものの、リーグワースト9位タイの25被本塁打と一発病が目立ち、総額で投手史上5位(当時)となる超大型契約に見合うとは言えない成績に地元紙やファンからはたびたび厳しい声が飛んだ。
アストロズに2本塁打を浴び敗れたワイルドカードゲームは今季の田中を象徴するような試合だったと言える。