【MLB】今季前半は「鳥なき里のコウモリ」。米サイトが日本のことわざで紹介する田澤純一の2015年
後半は炎上したが、前半は苦しいブルペンにあって奮闘した田澤を米サイトは日本のことわざを引用し「鳥なき里のコウモリ」と評している。
2015/10/27
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クローザーは重荷だった田澤
8月7日のタイガース戦で、上原が打球を右手首に受けた。非分離型境骨遠位端骨折と診断され、そのままシーズン終了となった。レッドソックスが誇る8-9回のワンツーパンチが崩壊したのだ。そして、代役に田澤が指名されたが、この役割は重荷だったようだ。セーブ失敗が続き、ジーン・マチにその座を譲ることになった。
過去数年の勤続疲労とクローザーへの適性不足がこのメルトダウンに繋がったのかもしれない。レッドソックスは小さくない代償でこのレッスンを得たわけで、まさに” Ryouyaku wa kuchi ni nigashi,”(良薬口に苦し)だった。
しかし、記事では田澤の来季の復活に期待を寄せている。
田澤は「目の見ない者」ではなく、酷使を避け大切に使ってあげれば、2016年は中継ぎとして再びブルペンの重要な戦力に戻れるはず、としている。
ちなみに記事ではこのことを、”Keizoku wa chikara nari”(継続は力なり)と象徴的に表記し締めくくっているが、ちょっと理解を誤っているようだ、このことわざの意味を英文で” perseverance is power”(忍耐は力なり)と紹介しているからだ。
出典:“Boston Red Sox Report Cards : Junichi Tazawa”@ Bosox Injection by Stephen Little in Oct. 25th 2015