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【MLB】FA岩隈の引き留めは最優先も、米メディア「QOを出す判断は必ずしも正解とは限らず」

岩隈久志がマリナーズと再契約する可能性は十分ある。しかし、その場合も決着はクオリファイング・オファー締め切り後になりそうだ。

2015/11/05

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岩隈にQOを出すのは正しい判断?

 もっとも『ニューズ・トリビューン』のダットン氏とはやや異なる見方をしているメディアもある。『MLB.com』のグッレッグ・ジョンズ氏もその1人だ。

While it appears likely that the Mariners will make a one-year, $15.8 million qualifying offer to free-agent pitcher Hisashi Iwakuma before Friday’s deadline for such bids, that decision isn’t a slam dunk.
マリナーズがFA投手の岩隈久志に対し、金曜日の独占交渉期満了前に1580万ドルのQOを出す可能性は極めて高いが、この判断は正解とは限らない。

 どうして、岩隈に再契約の意思を表することが「正解とは言えない」のか?ジョンズ記者は下記のように理由をあげている。
 それは、来季の年俸総額のやりくりにおおきな制約が生じるからだ。

 マリナーズはすでに来季年俸として7700万ドルをフェリックス・ヘルナンデス、ロビンソン・カノ、ネルソン・クルーズ、カイル・シーガーの看板選手4人にコミットしている。
 岩隈を諦めれば編成資金に流動性が生まれ、その結果チームの弱点をカバーできる中堅クラスの他選手を複数獲得できるからだ。

 いずれにせよ、決着は独占交渉期間が終了する週末以降となる可能性が高そうだ。

出典:“Keeping pitacher Hisashi Iwakuma is Seattle Mariners’ priority as free agency begins”@ The News Tribune by Bob Dutton in Nov. 2nd 2015
“Iwakuma qualifying offer an unsure thing” @ MLB.com by Greg Johns in Nov.3rd 2015

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