【MLB】ジャイアンツが青木のオプションを破棄。現地ファン「球団は大きな失策」と非難の声も
サンフランシスコ・ジャイアンツが青木のオプションを破棄することが複数の米メディアで報じられている。リードオフマンの放出にファンからは、失望や球団の選択に対して非難の声が集まっている。
2015/11/05
Getty Images
オールスター前までは好調だったが
現地11月4日、『CSNベイエリア』のジャイアンツ担当記者アレックス・パブロヴィック氏は、ジャイアンツが青木宣親とマーロン・バードのオプションを破棄したことを報じた。青木の来季契約は550万ドルの球団オプション、球団側がオプションを破棄した場合、青木は違約金70万ドルを受け取りFAとなる契約になっていたという。
Giants declined options on Aoki and Byrd.
— Alex Pavlovic (@AlexPavlovic) 2015, 11月 5
ジャイアンツは青木とバードのオプションを破棄した。
このツイートをMLBのトップ記者の1人であるクリス・コティロ氏らもリツイート。ジャイアンツをメインとするジャーナリストであるアンドリュー・バガーリー氏らも続々と報じた。
青木は開幕から好調をキープし、6月中旬までは3割を越え、オールスターにファン投票で選出される可能性もあった(オールスター前までは打率.317、12盗塁)。
しかし今季は、怪我に泣いた。
6月に右足腓骨を骨折すると、復帰してまもなく8月には頭部へ死球を受けた。この死球がプレーに大きな影響を及ぼした。
長期離脱を余儀なくされ、最終的な成績は93試合に出場して打率.287、出塁率.353に終わった(後半戦は死球の後遺症で打率.204と低迷)。
それでもジャイアンツに絶対的なリードオフマンが不在なこと、離脱前の成績を残せればオプション額に比して安価なことから健康状態さえ問題なければ、オプション行使されるだろうという見方が多かったが、ジャイアンツの選択は「破棄」だった。
アレックス・パブロヴィック氏のツイッターによれば、その理由をGMボビー・エバンスは以下のように説明している。
Bobby Evans said Aoki is healthy. Giants focused right now on "keeping our options open in a number of areas."
— Alex Pavlovic (@AlexPavlovic) 2015, 11月 5
ボビー・エバンスは青木は健康だと言っている。しかしジャイアンツは「いくつかのポジションを開けること」に集中している。