【MLB】ジャイアンツが青木のオプションを破棄。現地ファン「球団は大きな失策」と非難の声も
サンフランシスコ・ジャイアンツが青木のオプションを破棄することが複数の米メディアで報じられている。リードオフマンの放出にファンからは、失望や球団の選択に対して非難の声が集まっている。
2015/11/05
Getty Images
オプション破棄にファンからは失望の声も
青木とともに途中移籍で加入し通年で23本塁打を放ったバードも、オプションを破棄された。
これにより現在のジャイアンツの外野陣は今季は怪我で欠場が目立った主砲ハンター・ペンス、第4の外野手として活躍したグレガー・ブランコ、かつてのリードオフマンであるアンヘル・パガーンの3選手がメインとなる。
彼らだけでは明らかに力不足であり、今回のオプション破棄は今オフFAとなるジャスティン・アップトンやヨエニス・セスペデスらの大砲、もしくはロイヤルズからFAのアレックス・ゴードンら大物外野手を補強する前触れであるとの声も出ている。
ジャイアンツは青木との再契約も考慮に入れているというが、バイアウトに70万ドルを支払っていることを考えれば、ジャイアンツが出せるのは450万ドル以下。
新契約がこれより低い額になるとは考えづらく、青木がベイエリアにこだわらなければジャイアンツ復帰の可能性は低くなる。
今回のオプションの破棄についてTwitterでは 「我々にはこの2人が必要だったのに…」「バードの放出は理解できるが、青木については全くわからない」「これはジャイアンツの大きな失策だよ」「もしジャイアンツが青木を必要としなくても550万ドルなら良いトレード要員となったのに」など、ジャイアンツファンから失望や非難の声が飛んでいる。
青木が来シーズン戻ってこないことを嘆くファンは多く、わずか1年の在籍ながらサンフランシスコのファンからその実力、プレースタイルが認められていたことがわかる。
ジャイアンツ残留が有力とみられていただけに、急転直下の展開。同じく今季FAの岩隈と共に青木の行方にも注目が集まることとなりそうだ。