【MLB】投球内容、契約金額、球場との相性も抜群。米メディア「岩隈はタイガースに完璧にフィット」
デトロイト・タイガースが今オフの補強候補の上位にあげる岩隈久志。優れた投球内容に加えて、実力に比して安価な契約で済む可能性が高く、米メディアからはタイガースにベストフィットではとの声も上がっている。
2015/11/13
Getty Images
安価かつ短い契約で獲得できる可能性
こうした投球面以上に、タイガースに岩隈がフィットする理由としてあげられているのが契約面でのメリットだ。
記事では岩隈のシーズン前半の故障は後半の好投によって帳消しになるとしながらも、来シーズンに35歳を迎える年齢の点から「ザック・グレインキーらエース級はもちろん、同じ第2グループのスターターであるマイク・リークらよりも短い契約となる」ことを示唆、「2~3年契約での獲得も考えられる」としている。
No team, even one as pitching starved as the Tigers, is going to overpay for a soon-to-be 35-year-old. MLBTradeRumors.com predicts a three-year, $45 million contract, which seems about right.
投手不足に悩むタイガースのようなチームでさえ、契約後すぐに35歳を迎える選手に払いすぎることはないだろう。『MLBTradeRumors.com』の予想する3年4500万ドルに近い規模の契約となるのではないだろうか。
タイガースは資金力に貧しいチームではないが、多くの大型契約を抱えており、来季もバーランダー、アニバル・サンチェス、ミゲル・カブレラ、ビクター・マルティネス、イアン・キンズラーの5選手だけでその支払額は1億400万ドルにのぼる。
先発2枠、クローザー、外野1枠が空きと補強しなければいけないポジションも多く、一人一人の選手に大金はかけづらい。そんなチーム事情故に実力に比べて、安価かつ短い契約で獲得できる可能性のある岩隈がベストフィットとされているのだ。
QOを申請された選手を獲得するためにはドラフト1位指名権を譲渡しないといけないが、全体10位以内は譲渡の対象外となる(タイガースが持つのは9位)のでこの点でも獲得に障害はない。
タイガースの本拠地と相性抜群
記事の最後ではこれまでにタイガースの本拠地であるコメリカ・パークでは防御率1.20と抜群の相性の良さを誇る点についても触れられている。
高い安定感を誇る「コントロール・アーティスト」が加われば、7年ぶりの地区最下位に沈んだチームにとって地区優勝奪回へ大きな力となるのは間違いない。
出典: Why Hisashi Iwakuma is the Perfect Fit for the Detroit Tigers by Ben Rosener in FANSIDED on Nov.11