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2番トラウトと3番大谷翔平の“WIN-WIN”な関係 エンゼルス指揮官が導き出した打順の最適解

2022/05/10

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データでみても最適解?

 実際、今季の打順別成績を見てみると、9日(同10日)時点で以下のようになっている。
 
<大谷翔平>
1番:打率.239、OPS.719(73打席)
2番:打率.308、OPS.693(13打席)
3番:打率.276、OPS.899(34打席)
4番:打率.222、OPS.778(9打席)
 
<トラウト>
2番:打率.343、OPS1.150(82打席)
3番:打率.250、OPS.962(29打席)

 さらに、走者無しor一塁走者有での成績が大谷は、
 
<大谷翔平>
走者無し:打率.237、OPS.652(81打席)
走者一塁:打率.286、OPS.851(24打席)
 
と大きく数字に開きがあるのに対し、トラウトは、
 
<トラウト>
走者無し:打率.316、OPS1.075(68打席)
走者一塁:打率.368、OPS1.267(23打席)
 
といずれも優れたパフォーマンスを示している。これらのデータからも、少ないサンプルではあるが、今の打順にそれぞれ適性を示していることが読み取れる。
 
 開幕時は「1番・大谷」にこだわりを示していたエンゼルス指揮官ジョー・マドン監督。しかし、テイラー・ウォードやブランドン・マーシュらの台頭もあり、ついに打線の破壊力を最大にする“最適解”を導き出したようだ。

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