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“ノーヒッター”左腕リード・デトマーズとは。エンゼルス未来のエースが「モデルチェンジ」で覚醒中

2022/05/11

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今季はモデルチェンジ

 大学での賞を総なめにしたデトマーズは、鳴り物入りでエンゼルスに入団。20年はコロナ禍でマイナーリーグが中止となったため、21年から本格的にプロとしての道を歩み始めた。21年は、マイナーで14試合に登板し、3勝4敗、防御率3.19。62イニングで108個の三振を奪うなど、大学時代と変わらぬ奪三振能力の高さを披露した。

 しかし、同年8月1日(同2日)にメジャーデビューを果たし5試合を投げるも、1勝3敗、19奪三振、防御率7.40とメジャーの大きな壁にぶつかった。メジャーレベルの打者からは思うように三振が奪えず、走者を背負っての投球が増えていった。
 
 だが、今季は打たせて取る投球にモデルチェンジ。ノーヒッターを達成したこの日も奪った三振はわずかに2個。奪三振率を昨季の8.27から5.87と大きく下げる一方で、与四球率は4.79から2.35と大幅に改善。奪三振は減ったが、投手の制球力を示す指標である「K/BB」を結果的に1.73から2.50へと向上させたのである。
 
 今季ここまで地区首位を走り、優勝を狙える位置につけているエンゼルス。ローテーション5番手の若き左腕の覚醒で、夢は現実に大きく近づく。

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