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【MLB】「復帰時期と苦手アスレチックスからの勝利」。レンジャーズ連覇のカギはダルビッシュ

今季のレンジャーズは、ダルビッシュ有を欠きながら前年最下位から地区優勝を遂げた。しかし、連覇の鍵を握るのはやはりエースの完全復活だというのが現地の見方だ。

2015/11/19

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ダルビッシュ離脱も、ハメルズ加入で地区優勝

 レンジャーズは2015年シーズンのシンデレラチームだったと言えるだろう。
 2014年は最下位で今季キャンプインの段階でも前評判は高くなく、さらにダルビッシュ有をトミー・ジョン手術で早々に失ったからだ。実際、開幕後も4月末時点で早くも借金7と低迷した。しかし、その後じわじわと浮上。9月中旬には首位アストロズとの直接対決に4連勝で首位に立ち、そのまま逃げ切った。

 今季躍進の原動力は、得点がリーグ3位の攻撃力だった。
 一方、投手陣は7月末のトレード期限前にフラッグディール戦線の目玉の1人だったコール・ハメルズをフィリーズから獲得したものの、シーズンを通じたチーム防御率はリーグ13位と低迷した。来季地区2連覇を達成できるかどうかは、投手陣の踏んばりにかかっていると言えるだろう。

『SI.com』のファンブログ『ファンサイデッド』では、そんなレンジャーズの先発ローテーションを占っている。

 記事では、今季の同球団先発陣は開幕時点でダルビッシュやマーティン・ペレス(2013年10勝も14年5月にトミー・ジョン手術)など故障者を多く抱えていたことを考えると、「十分健闘した」と評価している。

 しかし、2016年を考える際に前提となるのはエースのダルビッシュの復帰としている。2012-13年、圧倒的な存在だった彼は、「先発ローテーションの錨(どっしりとした支えとしての存在)であるべきだ」というのだ。

In my opinion it’s going to be tough to have him back by Opening day, but I’d expect him back near the beginning of the season.
彼が開幕までに復帰するのは難しいと考えるべきだろう。しかし、開幕後の早い時期に戻ってきてほしいと思う。

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