【MLB】今オフFA大物投手は狙わず。レンジャーズの命運握るダルビッシュの復帰は5月に
2015年3月にトミー・ジョン手術を受け、リハビリを続けるダルビッシュ有。テキサス・レンジャーズにとってはこのオフ、大物投手をFAで獲得するよりもダルビッシュの復帰が鍵を握るのではと『MLB.com』の特集記事で報じている。
2015/11/21
Getty Images
ダルビッシュの復帰は5月目安か
中でも1番疑問が残るのがダルビッシュ有だ。
昨季は右肘側副靭帯再建手術で知られるトミー・ジョン手術を受けており、2016年の開幕戦にはすでに間に合わない。ダニエルズGMもそれは理解しており、現実的な復帰時期について答えている。
“I think we’re looking at May. We kind of circled May on the calendar. That’s the best estimate we can give. It could be a little before or a little bit after.”
「5月になることを考えている。すでにカレンダーの5月には印をつけている。現段階では我々が出せる一番的確な復帰予想だ。それより少し前もしくは後になる可能性はあるけどね」
ダルビッシュは2015年3月17日に手術をおこない、リハビリの一環であるスローイングプログラムはここまで順調にきている。今は日本に帰国しているが、正月後にはレンジャーズの本拠地があるアーリントンに戻る模様だ。
リハビリの状況については先日マネジャー・オブ・ザ・イヤーを獲得したジェフ・バニスター監督もコメントしている。
“As far as his rehab, he’s had no setbacks to this point. Yu has looked very good, he looks strong, the body looks extremely healthy. This is a special guy. It’s not to say that other guys are not. They are. But we want to make sure that this guy is as healthy as he can be, go through the complete process, because we want this guy around for as long as we can have him.”
「リハビリに関して言えば、ここまで異常なく順調に来ている。有はとても良い状態で体も仕上がり、とても健康な状態のようだ。彼は特別な選手だ。他の選手がそうでないと言っているわけではないよ。皆特別ではある。だが我々は全てのプロセスを経て、ダルビッシュをできるだけ怪我のない状態にしたい。我々の下にいる間はなるべく怪我なくプレーしていてもらいたいからね」
記事の後半ではマーティン、そしてルイスの状態や来季に向けての期待を述べているが、レンジャーズの2016年シーズンの命運を握るのは、何よりも5月復帰予定のダルビッシュ有となる。
出典: Health of Rangers’ starters key to ’16 success by T.R. Sullivan in MLB.com on November 19, 2015