【MLB】巨額オファー提示の編成本部長に評価。NO.1先発のプライスと抑えのキンブレルを獲得したレッドソックス
ボストン・レッドソックスは7年2億1700万ドルでデビット・プライスを獲得。デーブ・ドンブロウスキー編成本部長にとっては知り尽くしたエースの獲得となった。地元紙『ボストン・グローブ』ではチームの柱となるエース獲得を高く評価している。
2015/12/03
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レッドソックスは東地区優勝候補に
エース・プライスの獲得でボストンに先発の柱ができた。先発ローテーションの残りの投手はリーダーの後に形成されていく。クレイ・バックホルツ、エドゥアルド・ロドリゲス、リック・ポーセロ、ウェイド・マイリー、ジョー・ケリーが続く5人となり、その後にヘンリー・オーウェンス、ブライアン・ジョンソンとスティフェン・ライトが控えるだろう。
“It gives Boston three left handed starters, a great commodity in a left handed-hitting-dominant division and league. The Red Sox could keep everyone or they could trade a starter. Trading Buchholz, an injury-prone starter who has morphed into a 20-start-a-season pitcher, makes $13 million.”
「これでボストンは3人の左先発投手を要し、左の強打者が多い地区とリーグでは貴重な存在となる。レッドソックスは全員チームに残すこともできるが、その一方で先発投手をトレードに出すことも考えられる。まず考えられるのはバックホルツのトレードだろう。怪我の多い先発投手でシーズンに20先発しか期待できない投手となってしまい、年間1300万ドル稼いでいる」
ケリーやマイリーは他球団には魅力的な投手であり、レッドソックスは先発投手をトレードすることでキンブレル獲得に要した若手の有望株の代わりとなるプロスペクトを再び獲得することができるとカファルド氏は提案する。
さらにはウィンター・ミーティングでハンリー・ラミレスのトレードを試み、もう一枚リリーフ投手獲得を目指すことも考えられるだろうと。
だが一番の仕事はすでに終えている、とカファルド氏は評価する。
“He’s picked off arguably the best closer and the best starter before the winter meetings even begin. The Red Sox are in business for 2016. They should be a favorite to win the AL East. Now that Toronto has lost Price, the Yankees don’t appear to be interested in the free agent market, and the Orioles have a lot of rebuilding to do, especially if they lose first baseman Chris Davis, lefthanded starter Wei-Yin Chen and setup man Darren O’Day. The Rays don’t compete for free agents or high-priced players, so they’ll keep relying on their young pitching staff to keep them in the hunt.”
「ドンブロウスキー氏はおそらく今1番のクローザーと先発投手をウィンター・ミーティングが始まる前に獲得してしまった。レッドソックスは2016年に向けて本気だ。東地区の大本命であるべきだろう。トロントはプライスを失い、ヤンキースはさほどFA市場に興味を示しておらず、オリオールズは一塁手のクリス・デービス、左腕先発投手のチェン・ウェイン、セットアップマンのダレン・オデイを失えば多くを再建する必要が出てくる。レイズはFA市場や大型契約の選手獲得には加わらず、これまで通り若い先発ローテ頼みで競うことを目指してくる」