「大谷賞」は現実的?…個人名が冠されたMLB賞5選。大谷翔平は“新たなMVP”を生み出すか
2023/03/01
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ハンク・アーロン賞
アトランタ・ブレーブスなどでプレーし、通算3298試合の出場で、打率.305、3771安打、755本塁打、2297打点、240盗塁、OPS.929(出塁率.374+長打率.555)の成績を残したハンク・アーロン。通算打点はメジャー記録となっている。
“野球の神様”ベーブ・ルースが持っていた通算本塁打記録(714本)をハンク・アーロンが塗り替えたことに端を発し、その快挙から25周年にあたる1999年に創設された同賞。シーズンで最も総合的に攻撃力を発揮した選手に贈られる。受賞者は、主にファン投票と、殿堂した元選手で構成された選考委員によって、各リーグ1名が決定される。
歴代最多受賞者はアレックス・ロドリゲス(4回)。昨季はナ・リーグがポール・ゴールドシュミット(カージナルス)、ア・リーグはアーロン・ジャッジ(ヤンキース)が受賞した。日本人選手からはまだ受賞者は出ていないが、イチローが過去2度最終候補入り。大谷翔平も2年連続で最終候補に名を連ねたが、惜しくも受賞を逃した。