【MLB】松田宣浩はパドレスにフィットせず? 本拠地は打者不利で内野手はすでに豊富
サンディエゴの2つのフランチャイズ、MLB のパドレスとNFLのチャージャーズに特化したサイトである『イースト・ビレッジ・タイムズ』は、松田はパドレスと交渉中と報じている。しかし、松田がパドレスに入団したとしても、どれだけやれるか、また出場の機会があるかどうかは未知数だとしている。
2015/12/17
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ペトコ・パークは打者不利
同サイトは、松田は今季、自己最多の32本塁打を放つとともに、94打点、60四球、出塁率.357、など多くのカテゴリーでキャリアハイだったことも伝えている。11月にパドレスのAJ・プレラーGMと選手人事担当ダイレクターのローガン・ホワイトは日本に飛び、松田と面談した。双方とも互いに好印象を持ったという。
パドレスが提示した条件は1年契約で1年もしくは2年のオプションが付帯していると見られている。記事には松田が日本メディアに語ったコメントが引用されている。
“To avoid regrets I’ve made the decision out of a desire to learn what I am worth. This is the only chance I will have to find out whether or not I can compete in the major leagues”
「自分の価値を知りたいという思いを見送り後悔したくなかったので決心しました。メジャーでやっていけるのかどうか見極める唯一の機会だと思ったのです」
記事では、松田の潜在能力を分析している。彼は自信に溢れ成功に向け強い決意を持っているように見えるが、メジャーの投手を打ち崩せるかは未知数としている。昨季以前はパワーヒッターと見なされておらず、今季の本塁打量産はホークスのヤフオク!ドームが外野フェンスを前進させたおかげであることは否定できないと記している。
パドレスのアシスタント打撃コーチのアロンゾ・パウエルは元中日で、首位打者獲得の経験もある。彼は、パドレスの本拠地ペトコ・パークは打者不利の球場で、千葉ロッテマリーンズの本拠地に似ていると繰り返し松田に伝えたという。「QVCマリンフィールドはNPB有数の本塁打の出にくい球場のひとつ」と紹介されている。