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【MLB】岡島らも経験、身体検査で起きるドラマ。岩隈の引き戻しに成功し大歓声に沸くマリナーズ

ドジャースと契約合意と報じられていた岩隈久志が一転、マリナーズに残留することになった。今回キーワードとなった身体検査。過去にも一度は契約で合意に達しながらも身体検査の結果で白紙に戻った事例は多い。

2015/12/19

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新指揮官は期待を示していたが……

 マリナーズからFAとなり、ドジャースと契約合意したことが明らかになっていた岩隈久志。ところが身体検査の結果、交渉が最終段階でまとまらなかったという。一転して、マリナーズとの1年契約での残留が発表された。
 
 日米メディアとも、6日にドジャースと3年総額4500万ドル(約55億円)で契約合意と一斉に報じていた。その後、10日間にわたり正式契約のアナウンスはなかった。一体この間、両者の間に何が起きたのか。
 
 大リーグでは契約合意後、身体検査を経て、正式契約がアナウンスされる。その間、選手もチーム関係者も、契約について口を開くケースは少ない。岩隈本人も、ドジャースのフロントも、7日からのウインターミーティング期間中はもちろん、その後も、ノーコメントを貫いていた。
 
 唯一例外として、就任が決まったデーブ・ロバーツ新監督だけは期待をはっきりと口にしていた。日本人の母を持つ沖縄生まれの新監督は「岩隈は健康なら先発投手でトップの存在。母からもう一度日本語を学ばないとね」と。ガードの固いフロントスタッフは口を閉ざしても、新監督が笑顔でそう語るほど、岩隈の加入は決定事項と誰もが信じ込んでいた。

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