【MLB】岩隈・上原らにチャンス? 今季果たせずも、16年プレーオフ進出の可能性がある6チームを大胆予想
コンペティティブ・バランス(戦力の均衡)の制度がうまく機能しており、毎年プレーオフ争いを繰り広げる顔ぶれが変わるMLB。「MLB.com」は今季プレーオフ進出を果たせなかったものの2016年にはプレーオフ争いへ食い込んでくる可能性のある6チームを予想している。
2015/12/25
Getty Images
日本人選手所属球団もプレーオフ争いに?
2016年プレーオフ争いを演じるであろうチームには日本人選手が所属するボストン・レッドソックス、そしてシアトル・マリナーズも上がっている。マリナーズはエンゼルスからやってきたジェリー・ディポート新GMによってブルペンが一新され、レフト青木宣親を含め4人の新たな野手を加えた。
“Robinson Cano, Kyle Seager, Nelson Cruz are a robust heart of the order, and Lind adds more muscle. Aoki and Martin can motor and are solid defenders. Iannetta, the ex-Angel, knows the division. Fans in the Pacific Northwest have been waiting patiently for a return to prominence and the Mariners figure to give them a lot to feel good about this summer.”
「ロビンソン・カノー、カイル・シーガー、ネルソン・クルーズは強固な打線の軸となり、リンドの加入でさらにパンチ力は増した。青木とマーティンは足で塁をかき回すことが出来、安定した守備力を誇る。アイアネッタは元エンゼルスでもあり、地区を知り尽くしている。地元ファンたちはチームが再び卓越した存在になることを我慢強く待ち続け、マリナーズはやっと彼らが満足できる夏を過ごせるチームを提供できるのではないか」
ボストン・レッドソックスに関しては、新加入したデビット・プライスがエースとしてローテーションを引っ張り、クレイグ・キンブレルが試合の最後を締める。この2人のスターの獲得に匹敵する補強はどの球団もできておらず、外野には才能溢れる選手たちが揃い、内野も昨季怪我で93試合出場に留まったダスティン・ペドロイアが復帰すればMLBでも随一の面子だろう、とスペンサー氏は評価し、「最下位で終わったボストンが再び上に立っても驚きはない」と紹介した。
地元のファンたちは再び10月にプレーするデビッド・オルティーズの姿を最後に目に焼き付きたいだろう、とレッドソックスファンの気持ちも代弁している。
2016年に向けて早々準備を整えたチームもいれば、まだ大物FAが残るストーブリーグで補強を伺っているチームと様々だ。戦力の均衡により、再び顔ぶれが変わるプレーオフ争いが2016年も続くのか、それとも今季久しぶりにプレーオフの舞台に帰ってきた球団が快進撃を続けていくのか、その戦いに今から楽しみだ。
出典: Who will crash the playoff party in 2016? By Lyle Spencer in MLB.com on December 23, 2015