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【上原浩治インタビュー#2】試合で結果を出し信頼を勝ち取るためには、一日一日の積み重ね

2015年も残りわずか。今年はシーズン途中で怪我のため離脱したものの、ボストン・レッドソックスの守護神として活躍した上原浩治選手。当サイトでは年末年始、4回にわたりインタビューを掲載する。第2回目はフォームを中心にアメリカで適応するために取り組んだことについて聞いた。

2015/12/30

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アメリカでケガをしないフォーム作りを模索

――試合についてお尋ねします。試合で戦っている中で、面白さ、楽しさはありますか?

上原 それは勝ったとき、抑えたときが一番楽しいですよ。

――なかにはそんな余裕はないという人もいます。

上原 まぁ、それもありますけど、勝った時っていうのはみんなの雰囲気がいいですから。クラブハウスで音楽をかけて、ノリノリになります。やっぱり勝った時っていいですよ。

――上原投手は数字的にいうと三振が多くて、四球が少ない投手です。日本時代と変わらないですが、環境の違いがある中で、変わらずにいられる。投げている感覚は日本でいる時と同じなのでしょうか?

上原 アメリカに来た当初はケガをしていましたから、ケガをしないフォームをアメリカで作りました。日本にいた時とフォームは違う。アメリカに合わせたやり方というのを作っていったと思います。

――最初のほうのケガや苦労されたことがつながっているわけですね。

上原 ひじをケガしましたが今は不安がないです。ケガをしたことによって、得ることもできたと思っていますね。

――具体的にはフォームの何を変えたんでしょうか?

上原 太ももの肉離れをよくしていたので、ハムストリングスに負担がかからない投げ方に変えました。

――マウンドが固いのが負担になっていたと?

上原 前までの投げ方だとそうでしたね。

――逆に変えなかったことはありますか?

上原 変えなかったというか、変わらなかったのは気持ちじゃないでしょうか。

――メジャーの舞台で、あの緊張感の中で、それもクローザーで投げるというのはプレッシャーがあると思います。普段の心構えなどはありますか?

上原 自分で、一日一日やることを怠ることなく、しっかりやっておくことです。周りが見てくれています。練習せずに試合で投げて、打たれる。それでは、ほかの選手はいいようには思ってくれない。そうではなくて、一生懸命練習をして、そこで試合で打たれても、「あいつは練習をしているから」という、いい雰囲気を作らないといけません。練習をしている姿はみんな見ています。口に出さなくてもね。

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