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【MLB】対照的な二人が殿堂入り。史上最高99.3%の得票率、ドラフト全体1位のグリフィーJr.と全体1,390位のピアッツア

ドラフト全体1位指名でメジャーリーガーの息子としてキャリアをスタートしたグリフィーJr.。対照的に全体1,390位指名で底からキャリアをスタートしたマイク・ピアッツア。プロ野球選手として全く違ったスタートを切った2人は、ステロイドが蔓延する時代を勝ち残り、ついに殿堂入りを果たした。

2016/01/08

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地獄を見て殿堂入りを果たした苦労人ピアザ

 ドラフト全体1位指名を受けた選手としては初の殿堂入りを果たしたが、そのエリート街道とは裏腹に1998年ドラフト62巡目全体1,390位指名でプロ入りを果たしたのがマイク・ピアッツアだった。
 
 その父親であるビンス・ピアッツアはNY地元紙「ニューヨーク・ポスト」の取材に以下のように応えた。
 
“My God, I can’t believe it. You know about Michael’s career and where he was drafted and what he became. What a kid. He’s in church every Sunday, he does a reading occasional. We are so proud of him for so many reasons.
「本当信じられない。マイケル(ピアッツア)のキャリアと彼が何巡目で指名を受け、今の地位を築いたかはみんなも知っていると思う。凄いやつだ。毎週日曜日には教会にも通い、時折聖書を読んでいる。我々は多くの理由で彼を誇りに思っている」
 
 さらには息子の苦労も語り「マイケルは地獄を見て、非難され、ボロボロにされた。回り道をしてきたが、それに神が応えてくれた」と同年に殿堂入りを決めたグリフィーとは対照的な歩みを強調した。

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