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【MLB】対照的な二人が殿堂入り。史上最高99.3%の得票率、ドラフト全体1位のグリフィーJr.と全体1,390位のピアッツア

ドラフト全体1位指名でメジャーリーガーの息子としてキャリアをスタートしたグリフィーJr.。対照的に全体1,390位指名で底からキャリアをスタートしたマイク・ピアッツア。プロ野球選手として全く違ったスタートを切った2人は、ステロイドが蔓延する時代を勝ち残り、ついに殿堂入りを果たした。

2016/01/08

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ステロイド使用を認めた選手らの投票数が増加

 殿堂入りには全米野球記者協会に在籍10年以上の記者による投票で75パーセント以上の得票が必要だ。10年間記者から遠ざかっているものは新ルールの下、投票権が剥奪され、昨年の549票から109票減って合計440票に留まった。
 
 そんな中殿堂入りした2人以外に目立ったのがステロイドと常に名前が結び付けられるロジャー・クレメンスとバリー・ボンズの投票率が増えたことだ。共に37%だった昨年に比べ、今年はクレメンスが45%、そしてボンズが44%にまで向上した。
 
 現在も通算本塁打数でMLBトップ10に名を連ねる選手のうち半分が殿堂入りを果たしていない。バリー・ボンズ、アレックス・ロドリゲス、ジム・トーミ、サミー・ソーサ、マーク・マグワイア。2014年1年間の出場停止処分を受け、全休していたロドリゲスはまだ現役、そしてトーミは2018年から投票に名を連ねることになる。
 ピアッツア、そして投票数では3位だったジェフ・バグウェルもステロイド使用の疑いが報道されたこともあるが、共に使用を否定しており、実質的な告発はこれまでされていない。
 
 キャリアのスタート地点は全く違った2人が時を経て、野球の殿堂クーパーズタウンで交差することとなる。対照的な2人がどんなスピーチをするのか、今から楽しみだ。
 
 
出典: At Arizona, Ken Griffey Jr. is a Hall of Fame Dad by Anthony Gimino in Tuscon News Now on January 6, 2015
Mike Piazza’s dad: My son went through ‘hell’ to get into hall by Kevin Kernan in New York Post on January 6, 2015
Ken Griffey Jr. (99 percent of vote), Mike Piazza head to Cooperstown in ESPN.com on January 6, 2016

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