チームとメディアの架け橋に。MLB、各球団にスペイン語通訳雇用をルール化へ
MLBは2016年シーズンからスペイン語通訳を導入するという新制度を設けることとなった。
2016/01/13
Getty Images
必要とされていたスペイン語通訳
MLBでは2016年シーズンから各球団にスペイン語と英語を操れる通訳を雇用する新制度の導入が適用されるようだ。ESPNのジェリー・クラズニック記者は、MLBから各球団に新ルールの詳細がすでに送られていると報じた。
新ルールはMLB機構と選手会の思惑が一致したものであり、共同で進めてきたプロジェクトだ。
スペイン語を第1言語とする選手は各球団に多く在籍し、英語を思うように話せない選手は自分たちの思いや考えをチームメートや組織の人間に伝えられるべきだと、同じくESPNのクリス・スウイック記者はその必要性を訴えた。ESPNでは「2015年シーズン各球団の開幕ロスターのうち25パーセントはスペイン語圏の国の出身者だった」と、報じている。
スウイック記者は「スペイン語圏の国から米国に拠点を移すのは、多くの選手にとっては憂鬱な面もあり、この新制度はその不安を少しでも和らげることになるのでは」と、新制度に賛成の意を唱えた。
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