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「青木の守備は子犬がゴムボールを追うが如し?」辛らつな米現地報道【豊浦彰太郎のMLB on the Web!】

MLBライター・豊浦彰太郎氏のコラムがスタート。このコラムでは、毎週木曜と日曜に現地メディアがMLBのホットな出来事や日本人選手の状況をどう伝えているかを紹介していきます! 第2回目は日本人選手に対する辛辣な現地メディアの評価についてです。

2014/11/02

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褒めるときは褒める 是々非々の対応

 こういった皮肉の中で最も私が気に入っているのは、2009年にマニー・ラミレス(当時ドジャース)が薬物検査で陽性反応を示し50試合の出場停止処分を食らったことに対する当時カンザスシティ・スター紙記者のジョー・ポスナンスキー(現在はスポーツ・イラストレイテッドで健筆を振るっている)の論評だ。

「クスリの力を借りてまで成績を向上させようとするほど熱意があるとは知らなかった」

 これは、その気紛れぶりがManny being Mnny (マニーはやっぱりマニー)と言われ、野球にもチャランポランな姿勢の(ように思われていた)彼のキャラを皮肉っているのだ。

 ただし、私は知り合いの関係者から、「マニーは滅茶苦茶練習しますよ。もう練習オタクと呼んでも良いくらい」と聞かされたことがあることは付け加えておこう。

 話を青木に戻そう。

 第6戦で先発に復帰し2回に適時打を放つと、冒頭に紹介したショーンフィールド記者は、こう評した。

Aoki had what they call a great at bat. He fouled off four pitches, including two cutters with two strikes.
青木のまさに価値ある打席だった。2ストライクからカッター2球を含む4球をファウルで粘った(末での適時打だった)。

 いつも辛らつなのではなく褒めるときはきちんと褒めているのだ。
 なお、シリーズ終了後、青木は松坂同様にFAとなったが、ロイヤルズは再契約に前向きのようだ。

出典:ESPN Sweetspot  “Time for Royals to start Jarrod Dyson” Oct 23rd 2014

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